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COLUMNコラム

2024.11.27

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

マンションの資産価値を維持するために欠かせない大規模修繕工事。その進め方にはさまざまな方式があり、選択によって工事の成果や住民の満足度が大きく変わります。本記事では、「責任施工方式」「設計監理方式」「管理会社元請方式」の3つに焦点を当て、それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。

目次

1. マンション大規模修繕工事とは
2. 責任施工方式とは
 • 責任施工方式の定義
 • 責任施工方式の流れ
3. 設計監理方式とは
 • 設計監理方式の定義
 • 設計監理方式の流れ
4. 管理会社元請方式とは
 • 管理会社元請方式の定義
 • 管理会社元請方式の流れ
5. それぞれの方式の特徴と違いを比較
 • 費用面の違い
 • 管理体制や透明性の違い
 • メリット・デメリットのまとめ
6. どの方式を選ぶべきか?検討のポイント
 • 住民のニーズや管理組合の状況に応じた選び方
 • 費用、品質、コミュニケーションのバランス
7. まとめ:責任施工方式の適性を確認しよう

1. マンション大規模修繕工事とは

マンション大規模修繕工事とは、マンションの経年劣化を防ぎ、建物の安全性や美観を保つために行われる工事です。主に外壁や屋根、防水部分の補修、共用設備の更新などが行われます。工事のタイミングは新築から12~15年目が一般的で、以後も10~15年ごとに定期的に実施されます。

大規模修繕工事の目的
1. 建物の安全性を確保:外壁や手すりの劣化は事故の原因となるため早めの対応が必要です。
2. 資産価値の維持:適切なメンテナンスは中古マンションとしての市場価値を保つうえで重要です。
3. 住み心地の向上:住民にとって快適で安心な環境を整える効果があります。

 

2. 責任施工方式とは

責任施工方式とは、設計から施工までを1社の施工会社が一貫して担当する方式です。設計と施工を同時進行できるため、工期短縮やコスト削減が期待されます。

責任施工方式の流れ

1. 施工会社の選定:管理組合が見積もりや提案内容を比較して施工会社を選ぶ。
2. 設計・施工計画の立案:施工会社が工事内容を具体化し、住民への説明会を開催。
3. 工事の実施:施工会社が現場を管理しながら工事を進める。
4. 工事完了の確認:管理組合と施工会社が完成を確認して引き渡しを行う。

特徴

• メリット:コストが比較的抑えられやすい。一貫管理によりトラブルが少ない。
• デメリット:施工会社主導のため、第三者によるチェックが弱くなる場合がある。

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

3. 設計監理方式とは

設計監理方式は、設計事務所が工事の計画を立案し、施工は別の会社が行う方式です。設計事務所が中立的な立場で監理を行うため、工事内容や品質に対する信頼性が高いのが特徴です。

設計監理方式の流れ

1. 設計事務所の選定:管理組合が設計事務所を選び、工事計画を依頼する。
2. 設計・施工会社の選定:設計事務所が施工会社の選定をサポート。
3. 工事の監理:設計事務所が工事の進行状況をチェックし、施工会社に指示を出す。
4. 工事完了の確認:設計事務所と管理組合が品質や仕様を確認。

特徴

• メリット:第三者の視点で品質が確保されやすい。住民の意見が反映されやすい。
• デメリット:設計事務所への費用がかかるため、コストが高くなる傾向がある。

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

4. 管理会社元請方式とは

管理会社元請方式は、マンションの管理を担当している管理会社が元請けとして工事を請け負う方式です。管理会社が施工会社を手配し、工事全体をコーディネートします。

特徴

• メリット:管理会社と日頃から関係があるため、信頼性が高い。スムーズなコミュニケーションが可能。
• デメリット:施工内容や費用の透明性が他の方式に比べて低い場合がある。

マンション大規模修繕工事責任施工方式とは?設計監理方式・管理会社元請方式との違いや特徴を解説

5. それぞれの方式の特徴と違いを比較

方式 費用 透明性 管理体制
責任施工方式 比較的安価 中程度 一貫管理
設計監理方式 中程度~高額 高い 第三者がチェック
管理会社元請方式 中程度~高額 やや低い 既存の関係を活用

6. どの方式を選ぶべきか?検討のポイント

方式を選ぶ際には、以下のポイントを重視しましょう。
1. 予算:管理組合の予算や積立金の状況を確認します。
2. 品質:施工の質を重視する場合は、設計監理方式がおすすめです。
3. 透明性:住民が納得する説明や工事計画を望むなら、設計監理方式が最適です。
4. スピード:工期短縮を求めるなら責任施工方式が適しています。

7. まとめ:責任施工方式の適性を確認しよう

マンションの大規模修繕工事は住民全体の利益に直結する重要なイベントです。責任施工方式、設計監理方式、管理会社元請方式のいずれを選ぶかは、マンションの特性や住民のニーズに応じて決める必要があります。

特に、コストと品質のバランスを重視する場合は、責任施工方式が適していることが多いです。一方で、透明性や住民の安心感を最優先したい場合は、設計監理方式も検討する価値があります。

大規模修繕工事を成功させるためには、住民間での十分な話し合いと専門家のアドバイスを活用することが重要です。まずは、各方式の特徴を理解し、自分たちのマンションに最適な方法を選びましょう。

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